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・今回の症例では、特有のアーチファクトが出現した。このように基節骨の短い骨で数ヶ所骨折し、腫脹が強く圧痛部が特定できないような症例や骨折線の角度や方向が確認しづらい症例では、骨や骨膜の部分だけの観察では確認が難しい。しかし、アーチファクトの出現がこのような重複骨折の場合や骨折線の角度や方向を理解する手助けになることが分かった。また、重複骨折等により特有のアーチファクトの症例を報告できた。